古いサンゴと真珠のネックレスをお預かりしました。サンゴは形、大きさ、色にバラツキがありそのままでは使えそうにない。また、真珠もサイズにバラツキがありました。一旦、ネックレスの糸を切って、バラバラにして、また使えるネックレスにリフォームする事を考えました。

糸を切って、リフォームを考える

お客様のお仕事、年齢、ライフスタイルを考えて、

カジュアルに使える事/リズミカルである事/ちょっと華やかな事/鎌倉でランチミーテイング/多様な着け方ができる事

この様な要素を念頭に、与えられた材料と新規の材料を組み合わせてデザインをしました。

1点は、チョーカー（４５ｃｍ）に　もう一点は、オペラサイズ（８０ｃｍ）にしました。

華やかに、上品に、カジュアルに、編みかえました。

サイズにバラツキがあるサンゴ、真珠をリズミカルに配列してネックレスに編みました。糸はやめて、チタンのワイヤーを通しました。程よくサンゴの大きさと色合いが、ちょっと華やかなチョーカーになりました。お預かりしたジュエリーボックスの一つが、ミキモトのヴィンテージのボックスでしたので、それに納めました。

大きなクラスプをデザインのワンポイントに

もう一点は、80cmのオペラサイズ。大小の真珠をステーションにして金の鎖でつなぎました。ポイントは、クラスプです。開閉ができる大きいクラスプをデザイン的に使いました。これを使うと、頭からかぶってクラスプを胸元にみせてアクセントにする事も、２重に巻いて２連風にすることも、また、鎖をクラスプに通してYシェープ風にもする事が出来ます。様々に、その日の服に合わせて着けて頂けます。

チョーカーとオペラサイズのネックレスに。

使わないものを、再び生かす事が、ジュエリーならできます。これも私どもの大切なお仕事であり、使命と思っています。

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